みなさんは、服に合わせてシルエットを選んでいるのではないかな?
ファッションを楽しむならそれでもOK。
ただ、自分の体型に合わせてかっこよさを最大値まで引き上げるなら、骨格とシルエットの相性が重要です。
そこで、まず冒頭で自分の骨格を知り、一番似合うシルエットを紹介します。
具体的な流れは以下の通りです。
- 手から自分の骨格を知る
- シルエット6パターンの紹介
これを見れば、自分に似合うシルエットが見つかります。
手を見るとわかる骨格とラインの相性
メンズの骨格は3つあります。
- 骨格ストレート
- 骨格ナチュラル
- 骨格ウェーブ
これらの骨格は、自分の手を見ればわかります。
そこで、どんな特徴があるのかそれぞれの条件を紹介します。
ただし、条件に全部当てはまる人はいないので「これかなぁ」くらいの感覚で調べてみてください。
ストレートタイプ
詳細 | |
割合 | 日本人の55%がストレートタイプ |
似合うスタイル | シンプル・シック |
同じ骨格の著名人 | 大谷翔平・平野紫耀・渡辺謙・山田孝之・香川照之 |
骨格ストレートの特徴は以下の通り。
- 鎖骨や関節の骨が目立たない
- 手が小さく短い
- 手首が丸い
- 首が短い
- 筋肉がつきやすい
- 上半身にボリュームがある
メリハリのある体格なので、ジャストサイズの洋服が最も体型をキレイに見せられます。
ただ、着ぶくれするワイドパンツ・オーバーサイズが苦手です。
対策は、ハリのあるワイドパンツを選ぶ、コートはジャストサイズを選ぶとスッキリと着こなせます。
オーバーサイズは、シンプルでそこそこ長さのあるトップス【シャツなど】を選べば、割に着こなしやすいです。
ナチュラルタイプ
特徴 | |
割合 | 日本人の34%が骨格ナチュラルタイプ |
おすすめスタイル | カジュアル・ラフ・リラックス |
同じ骨格の著名人 | 阿部寛・役所工事・豊川悦治・岡田将生・オダギリジョーなど |
【骨格ナチュラル】の特徴は以下のとおりです。
- 手が大きい
- 手の甲の筋がはっきり見える
- 鎖骨・肩・関節など、骨がゴツゴツと目立つ
- 膝の関節もゴツゴツとしている
例として、私は体格に対して手がやや大きく【細いですが】、骨がゴツゴツで筋ハッキリと見えるのでナチュラル骨格です。
6シルエットすべて似合いますが、特に似合うのはYとAライン。
体の薄さが際立つ体型なので、特にボリューム感のあるシルエットが似合います。
着る服にほぼ困らないので、羨ましいラインです。
ウェーブタイプ
詳細 | |
割合 | 日本人の11%がウェーブタイプ |
似合うスタイル | エレガント・上品・華やか |
ウェーブタイプの芸能人 | 二宮和也・木村拓哉・羽生結弦・向井理・竹野内豊など |
骨格ウェーブの特徴は以下のとおり。
- 手首が細い
- 指も細くて長い
- 関節が目立たない
- 上半身が細い、下半身は太め
- 筋トレしても筋肉がつきにくい
ウェーブさんは、上半身が華奢なので、Yラインのようにトップにボリュームを持たせると体型補正できます。
コートやダウンなどは好相性です。
反面、ワイドパンツが苦手。下半身が着ぶくれして、上半身の細さが際立ちます。
ただし、レーヨンなど柔らか素材のワイドパンツなら膨張しすぎず合わせやすいです。
6つのラインを紹介
骨格に似合うラインと、おすすめのブランドを紹介します。
Iラインシルエット
特徴 | |
似合う骨格 | ◎ストレート ◯ナチュラル ◯ウェーブ |
特におすすめの人 | 低身長・ぽっちゃり |
男性なら、ほぼ似合うシルエット。
Iラインシルエットは、ジャストサイズのパンツとトップスを合わせる着こなしです。
最大まで体型をきれいに見せたいときに使えます。
- 落ち着いた雰囲気を出せる
- 足をスリムで長く見せられる
普段着からビジネスまで(スーツはIラインを意識して作っている)利用頻度が高いシルエットです。
特にドレスコードが求められるシーンで大活躍します。
Iラインを作るときの注意点
コートやダウンジャケットなど、ボリュームのある洋服は使いません。
コーチジャケットやジャストサイズのシャツなど、着丈が長すぎない服を合わせます。
オーバーサイズを着なければいいので、細かいルールはありません。
TPOに合わせて着こなすだけでOKです。
Yラインシルエット
特徴 | |
特に似合う骨格 | ウェーブ ナチュラル |
特におすすめ人 | 華奢な人・ぽっちゃり |
マッチョのような逆三角形を作れるので、華奢な人は体型補正できます。
Yラインは、上半身を大きく、下半身を細く見せるコーデ法です。
主にロングコートやダウンジャケットを合わせるコーディネートで使います。
気になるところを全部隠せるので、体型が気になる人と相性が良いです。
- ぽっこりお腹を隠せる
- コートを着ると太もも&お尻を隠せる
コーディネートのコツ
下半身は、テーパードパンツで固定します。【ワイドパンツはYラインにならないので注意】
Yラインと相性の良いトップスは以下の通り。
- オーバーサイズシャツ【ボタンを開けて着る】
- ロングコート
- ダウンやナイロンジャケットなど、ゆったりしたアウター
骨格ストレートの人はオーバーサイズが苦手なので注意。
ジャストサイズに近いコートや、大きすぎないシャツを選べば、違和感なくYラインを作れます。
Yラインも難易度が低く、ユニクロのコートと細身パンツだけでもコーディネートできます。
Aラインシルエット
特徴 | |
特に似合う骨格 | ナチュラル |
特におすすめ人 | 太ももが大きな人・短足の人 |
Aラインは、上半身ジャストサイズの洋服を着る、下半身はワイドパンツで固定するコーデ法です。
また上が目立たないので、足の太さや短足を隠せます。
- サッカーで鍛えた太ももでも動きやすい
- 華奢な足を隠せる
ワイドパンツを履いてもスッキリ見えるので、大人カジュアルに役立ちます。
骨格ストレートとウェーブは素材に注意したい
ストレート、ウェーブともにワイドパンツが苦手なので素材に拘ります。
ストレートはツイルなどハリのあるワイドパンツを選ぶ、ウェーブは柔らかいワイドパンツできれいめに見せると着こなしやすいです。
骨格で選ぶワイドパンツは下のページで紹介しています。
メンズ【ワイドパンツが似合う人】は骨格で選んでいる・似合うファッションも徹底解説
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Hラインシルエット
特徴 | |
特に似合う骨格 | ナチュラル |
特におすすめ人 | 顔が大きな人 |
Hラインは、上下ともボリュームのある洋服を着るコーデ法です。
リラックス感のある着こなしができます。
- 体全体の体型を目立たせたくないときに使える
特殊なシルエットなので、デメリットがあります。
- ガタイがいい人は怖い印象になる
- 着ぶくれするので、低身長さんは不向き
着られる体型が限定されます。
コーデのコツ
下半身はワイドパンツで固定ですが、中途半端なサイズ感はNG。
ドカッと太いワイドパンツを履きます。
上半身は、ビッグシルエットコートを着用すれば、簡単にHラインが作れます。
Xライン
特徴 | |
特に似合う骨格 | ウェーブ |
特におすすめ人 | 身長が高い人は、よく似合う |
Xラインは、ウエストを絞り【アルファベットのX】のようなシルエットを作るコーデ法。
お尻や、広い肩幅を隠せるので、Iラインよりも体型補できます。
骨格ウェーブさんは、太い太ももを隠せるので、体型補正に役立ちます。
Xラインは、トレンチコートのベルトを絞れば作れるので簡単ですが、ぽっこりお腹の人は体型が悪目立ちするので注意です。
トレンチコート以外でXラインは作る方法
ビッグシルエットTシャツをフレアパンツにタックインしても、Xラインを作れます。
Tシャツの袖の広がり、パンツの裾の広がりでXラインを描きます。
上記のコーデは、普段着に使いやすいです。
Oラインシルエット
詳細 | |
似合う骨格 | ナチュラル |
特におすすめの人 | デカ顔の人 |
Oラインは、卵のような丸みを帯びたシルエットとの対比で、小顔効果を出せます。
- 上半身リラックスフィットのトップスやアウター
- 下半身テーパードワイドパンツ
ストレートパンツを選ぶと卵型にならないので注意。
サイズが大きくないので、小柄な人や華奢な方も着用できます。
センタープレススラックスや、ミドル丈のコート、シャツを選べば、大人っぽい着こなしができます。
メンズファッションのシルエットまとめ
6つのラインは、骨格と合致すると最もスタイルが良く見えます。
基本となるIラインは、ビジネスや結婚式、お葬式などで使うので、絶対必要です。
シルエットを知ればもっとファッションを楽しめるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。