ファッションのシルエットとは、服を着た時に作られる外縁(外観)のこと。
見た目に大きく影響するポテンシャルを秘めており、自身の体型を最高の状態に見せられます。
そこで、メンズファッションでよく使われている6パターンのシルエットをまとめました。
ちなみに、本記事は小難しい話はいい!とりあえずシルエットを知りたい人向けです。
Iラインシルエット

Iラインは、上下とも細身~ジャストな服を着て【アルファベットのI】のようなカタチを作るコーデパターン。
メンズファッションでは、最もスタンダードなシルエット。
体のラインを最も美しく見せられるのでスタイルアップに役立ちますよ。
- 身長が高く見える
- 足が長く見える
- ぽっちゃり体型もスッキリ
最も大人っぽい服装なので、メンズファッションでは利用頻度は高めです。
普段着からビジネス(スーツはIラインを意識して作っている)まで活躍する万能なシルエット。
特にドレスコードが求められるシーンで大活躍するので、最も利用頻度の高い。
ドレスコードとは
時間、場所、場面にふさわしい服装ルールこと、例えばビジネスや冠婚葬祭など。
細身~ジャストサイズのパンツが必須

スキニーパンツが定番ですが、ストレートパンツでもIラインは作れます。
サイズの大きなパンツ以外ならOKです。

6パターンの中で、最も大人っぽい雰囲気を出せる着こなし。
ファッション初心者なら、まずIラインコーデから挑戦することをオススメします。
Iラインが似合う人
ほとんどの日本人と相性が良いシルエット。ぽっちゃりさんもOK。
体型にピッタリな服を着れば、自然とIラインが作れるので着こなしの難易度は低めです。
Yラインシルエット

上半身を大きく、下半身を細く見せる、ちょうど【アルファベットのY】のようなカタチになるコーデ法。
マッチョのような引き締まった逆三角形を作れるので、細い体格が気になる男性におすすめ。
- ぽっこりお腹を隠せる
- 気になる太もも&お尻を隠せる
- 上半身を大きく見せられる
まとめて体型補正できるので、体の一部が気になる男性にはすごく便利なシルエットです。
ロングコートで簡単にYラインが作れる

ロングコートに、細身のパンツにさっと羽織るだけで、簡単にYラインを作れます。
ちなみにロングコートなら、どんなデザインでもYラインシルエットは作れます。
ですが、合わせやすいロングコートは?と聞かれると以下のものがおすすめです。
- モッズコート
- チェスターコート
- ステンカラーコート
まだ、ロングコートを持っていない方はチェスターコート一択です。

春用のコートを使ったYラインコーデ。
爽やかな色でまとめれば、春でもロングコートを使った体格補正ができますよ。
Yラインが似合う人
すべての人に似合う。
体格補正できるという意味で、最もおすすめはぽっちゃりさん。ぽっこりお腹や太もも&お尻など気になる部分をすべて隠せる。
Aラインシルエット

Aラインシルエットは、上半身を細く、下半身を大きく見せるコーデ法。
ドッシリとした外観は、男らしさをアピールできます。
ちなみにAラインコーデのメリットは以下の通り。
- 太めの足を隠せる
- 華奢な足も隠せる
- ドシッとした男らしい見た目になる
上半身がスッキリしているため、ワイドパンツ初心者でもは着こなしやすいのが利点。
まだ、ワイドパンツを履いたことがない人も挑戦してみるのもいいかも。
ワイドパンツが必須

Aラインでは、ワイドパンツが必須。
あまりにも大きすぎると野暮ったく見えるので注意。シルエットや素材、ワイドパンツの選び方にも気を配る必要があります。

ゆったりしたAラインコーデは、真夏のファッションにピッタリ。
見た目も涼しく、暑苦しい夏を快適に過ごせますよ。
Aラインがおすすめの人
- お尻&太ももが気になる人
- 華奢な足が気になる
Xラインシルエット

ウエストを絞ったようなシルエットを作るのが、Xラインのコツです。
例えば、写真のようにフレアパンツを履いて、ビッグシルエットのTシャツを着るとXラインを作れますよ。
ちなみに、Xラインのメリットは以下の通り。
- 足が長く見える(タックインのみ)
- 肩幅を広く見せられる
メンズファッションにおいては、中級者向けの着こなしになります。
フレアパンツやトレンチコートが必要

裾が広がるフレアパンツ、もしくはウエストが絞れるトレンチコートで簡単にXラインが作れます。
ちなみにフレアパンツを使う場合、トップスはタックインします。(トップスをパンツに入れる)
Xラインがおすすめの人
- ぽっちゃりさん(スリムに見せられる)
- 小柄な人(スタイルがよく見える)
- 足が短い人(タックインで脚長効果を出せる)
Oラインシルエット【低身長も着やすい】

Oラインは、上下に先細るシルエットのコーデ法。
Hラインよりもスッキリしており、比較的着こなしやすいゆったりめのコーデです。
- ビッグシルエットながら足元スッキリ
- トレンド感のある服装ができる
Hラインよりも下半身がスッキリしており、着こなしやすいのがポイント。
注意点
Oラインは裾に向かい細くなるシルエットを作るため、ボリュームのあるスニーカーは合わない
ゆったりめテーパードパンツとゆったりめのトップスが必須

Oラインを作るにはワイドテーパードパンツが必須。ちなみにワイドジョガーパンツもOKです。
Oラインは、服選びがちょっと面倒なのがネックです。

ちなみにゆったり目のセットアップを着用すれば、簡単にOラインを作れます。
服選びがちょっと面倒な方におすすめ。
特におすすめの人
誰でも似合う。特にデメリットはない。
Hラインシルエット

上下とも大きめサイズの服を着て、アルファベットのHのようなシルエットを作るコーデ。
完全上級者向けのシルエット。
全体を黒でまとめると野暮ったく見えるので、所々に明るい色を入れて軽さを出す必要があります。
注意点
身長が縮んで見えるから小柄な男性は要注意。
あまり気にしないならOKですが・・・。
ビッグサイズの服が必須

上下大きめシルエットの洋服が必須。
例えば、ワイドパンツやビッグシルエットTシャツ、オーバーサイズコートなど。
大きな服を着なければいけないので、好みが分かれます。

マニアックな着こなしですが、合わせ方によってはカジュアルな雰囲気も出せます。
暑苦しい夏場は涼しく過ごせるので、汗かきさんにおすすめです。
似合う人
- 基本、背が高い人に似合う
- 体の凹凸を強調させたくない人におすすめ
メンズファッションのシルエットまとめ
今回、紹介したシルエット6つを表にしました。
スワイプすると右にスクロールできます。
シルエット | レベル | 効果 | 特におすすめの人 | あまりオススメでない人 |
Iライン | 初心者~ | 背を高く見せられる 足が長く見える | 全体型 特に低身長さん | - |
Yライン | 初心者~ | 体格をよく見せられる ぽっちゃり隠しできる | 全体型 特にぽっちゃりさん | - |
Aライン | 中級者~ | 細い足を隠せる 下半身太りを隠せる | 下半身ぽっちゃりさん | - |
Hライン | 玄人 | 体型隠しができる | 体の凹凸が気になる人 | 低身長 ぽっちゃり 華奢な人 |
Xライン | 中級者~ | 肩幅を広く見せられる 足を長く見せられる | ぽっちゃり 短足の人 | - |
Oライン | 中級者~ | 体型隠しができる | ゆったりめの服を 着たい低身長さん | - |
初心者さんの場合は【Yライン】【Iライン】がコーデしやすくおすすめです。
ファッションに慣れてきた方なら【Aライン】に挑戦すれば、コーディネートの幅を広げられます。
シルエットを知ればもっとファッションを楽しめるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。