カラーコーディネートは難しく感じますが、実はテンプレがあるので以外とカンタンに作れます。
2つのポイントを覚えれば、服選びと色合わせがグンと楽になります。
- 2~3色でコーディネートすると、色がまとまりやすい
- ベーシックカラー6色【実質5色】使うと色合わせが楽になる
色は、使いすぎるとチグハグになりやすいので、3色に絞るのがコツです。
たったの3色ですが、数十通りのコーディネートパターンを組めます。
当ページではパーソナルカラリスト資格を持つ私が、色合わせの基本パターンをレベル別に紹介します。
カンタンにマネできるので、ぜひチェックしてみてください!
【レベル1】基本編・失敗しない色合わせのコツ
レベル1は、何でも似合う色でカンタンにコーディネートを組む方法と、万能なベーシックカラーを紹介します。
1・何にでも合う色で速攻コーディネート
色には、どんな色でも似合う色がありまして、以下の2つです。
- 白色
- 黒パンツ
少し説明すると【白】は、似合わない色はないといっていいほど万能な色です。
他の色の邪魔をしないので、よくインナーに使います。
黒パンツも、どんなトップスにも合う色なので、コーディネートに困ったときに便利です。
そこで、先ほど紹介した白と黒を使って、カンタンなコーディネートを組む方法を紹介します。
まず、パンツと靴を黒に、次にインナーに白シャツや白カットソーを選びます。
最後に、好きな色のトップスやアウターを組み合わせるだけでコーディネートは完成です。
黒パンツ×白色は、色味のない色であり他の色と喧嘩しないので、理論上どんなトップスやアウターでも合います。
例えば、イエローのダウンジャケットや柄物シャツを合わせてもOKです。
【黒パンツ+黒靴+白インナー】+【好きな色のアウター】のテンプレを覚えるだけ。
色合わせが苦手な人は、ここだけ覚えておいても無限にコーディネートを組めます。
2・ベーシックカラーでコーディネートする
ベーシックカラーは【黒・グレー・白【オフホワイト】・ベージュ・ブラウン・ネイビー】の6色のこと。
ファッションやインテリアの分野で使われる基本色です。
6色はそれぞ相性が良い色なので、初心者はベーシックカラーでコーディネートをすれば失敗しにくいです。
【ベージュ】と【ブラウン】は合体させて【ベージュブラウン】として使います。
そうした方が、3色以内でコーディネートを組みやすいからです。
なので、実質5色といってもよいです。【明るい色=ベージュ・暗い色=ブラウンとする】
白が2種類ありますが、アイテムにより使い分けます。
例えば、パンツはオフホワイトカラーの方が合わせやすいです。
今回は、これらのベーシックカラーを使ってコーディネートを組みます。
ちなみに簡易的なコーディネートはこちら。【タップで拡大】
【レベル2】グラデーションを使い自然に見せる
グラデーションとは、色の明るさを段々と変化させてコーディネートするテクニックです。
やり方は【暗い→明るい色】【明るい→暗い色】と色を変化させるだけなので、初心者でもカンタンに自然に見えるコーディネートができます。
例えば、上半身の濃いグレーから下半身の白スニーカーに向かって明るい色に変化させると、自然なカラーパターンを組めます。
黒からいきなり白色に飛ぶのではなく、中間色【上の場合グレーパンツ】で埋めて、徐々に明るさを変えていくのがコツです。
ちなみに、逆パターンもいけます。
白Tシャツから黒スニーカーへと明度を変化させるだけなので、簡単に色合わせができます。
洋服は【インナー【見せる場合】→ジャケット→パンツ→スニーカー】の順番でグラデーションさせるとバランスよくコーディネートできます。
モノトーン以外でも再現可能です。例えばネイビーなど。
【レベル3】2色コーディネートのコツ
2色コーディネートは、使える色が少ないので、表現の幅も狭くなります。
そこで、どう見せるかに注目して色を合わせていきます。
①明るい色と暗い色を合わせてカジュアルに見せる
2色でカジュアルに見せるには、色の明度差を利用してメリハリのあるコーディネートをします。
例えば、ネイビーカラーから【明るい色と、暗い色】を選びます。上下の明度差さによりカジュアルな色合わせが完成です。
コツは、まず【①:白か黒から1色を選ぶ】→【②:ベーシックカラー3色から1色を選ぶ】→【③:②で選んだ色から明るい色と暗い色を選び、①で選んだ色と組み合わせる】です。
ここから例を出します。
- まず①から【黒】を選ぶ
- ②のベーシックカラーから【ベージュブラウン】を選ぶ
- ②で選んだ【ベージュブラウン】から明るい色と暗い色を選ぶ
1~3を組み合わせると、以下のコーディネートが完成します。色数が少ないものの、華やかな色合いになります。
②で選んだベーシックカラーの【明るい色・暗い色】は、上半身・下半身どちらに置いてもOKです。
このテンプレどおりにすると、2色コーディネートはカンタンに作れます。
次には少しシックな組み合わせを紹介します。
②2色でシックな着こなしをする方法
2色コーディネートでシックに見せるには、セットアップというパンツとアウターがセットになった洋服を使います。
インナーを暗い色【チャコールグレーや黒など】にすれば、カンタンにシックな着こなしができます。
画像はジャケットのセットアップですが、シャツタイプやゆったりめのセットアップでもOKです。
なお、セットアップの色は、中色~暗めがおすすめ。
インナーに使う色は、以下の組み合わせにするとシックな服装を組めます。
セットアップ | インナー |
ネイビー | ブラック・ネイビー |
ブラウン | ブラックチャコールグレー |
ダークブラウン | ブラック |
チャコールグレー | ブラック・ネイビー |
ライトグレーやライトベージュなど、インナーに明るい色を選ぶとカジュアルな雰囲気になります。
40代以上の方ならダークブラウンのセットアップに黒のインナーを合わせると。大人の渋い服装を作れます。
【レベル4】3色コーデは、有彩色の使いすぎに注意しよう
聞き慣れない言葉ですが、有彩色とは【白・グレー・黒】以外の色のことです。
ちょっとわかりにくいので画像で説明すると、画像右の色が有彩色となります。【黒・グレー・白は無彩色と言う】
有彩色は単体で目立つ色なので、使いすぎると色同士が喧嘩します。
コーディネートをしたときに色がグチャグチャになる原因の1つは、有彩色を使いすぎたからです。
初心者は有彩色を2色までに絞ると、色がまとまりやすいです。
3色コーディネートの組み合わせは3パターンあります。
- 【無彩色2つ】+【有彩色1つ】
きれいめカジュアルな印象 - 【無彩色1つ】+【有彩色2つ】
カジュアルな印象 - 【無彩色3つ】
クールな印象
カジュアルな服を合わせてもスタイリッシュに見える
上の3つが基本パターンなので、詳しく紹介します。
【無彩色2つ】+【有彩色1つ】小綺麗なイメージ
上の組み合わせは【無彩色は黒とグレー】【有彩色はベージュ】
有彩色を1つしか使わないので、色がゴチャつかないのがポイント。
有彩色はどこに置いてもOKですが、初心者の場合はパンツに置くと合わせやすいです。
カンタンにできる組み合わせパターンは3つあります。
【無彩色1つ】+【有彩色2つ】カジュアルなイメージ
上は【有彩色:ネイビーとブラウン】+【無彩色:白】爽やかな大人カジュアルファッションを作れます。
有彩色を2つは、カジュアルな雰囲気です。
有彩色を2つ使う場合は、【無彩色を挟み込むパターン】と【濃い有彩色と明るい有彩色を組み合わせる】パターンが使えます。
今回紹介したベーシックカラーの有彩色は、どれも相性が良いので、②と③のように近くに有彩色同士を近づけても問題ありません。
【無彩色3つ】シックな雰囲気
無彩色【黒・グレー・白】は、どれも喧嘩をしない色なので、どこに置いてもまとまりのあるコーディネートを作れます。
ただ白パンツで無彩色コーディネートをする場合、上半身はグレーがおすすめ。
黒よりもコントラストの差がないので、全体の色がまとまりやすいからです。
ちなみに、無彩色3色は冒頭で紹介した【グラデーション】を使うと、カンタンにコーディネートを組めます。
ここまでは基本パターンの紹介でしたが、次は色別のサンプルを紹介します。
ベーシックカラーのサンプルスタイル
ここから5色のカラーパターンサンプルを紹介します。
ネイビーカラーのサンプル
ネイビーは、清潔感や誠実などポジティブなイメージの色で、爽やかなコーディネートを組めます。
大人っぽい清潔感を出したいときは【ネイビー+モノトーンカラー】を組み合わせます。
例えば【グレー+ネイビー+ホワイト】爽やかさとシックな雰囲気を併せ持つ、カジュアルなカラーパターンです。
一見するとビジカジっぽい色合いですが、白色を入れることでスポーティーな雰囲気で普段着感を出せます。
ちなみに、もう少しシックな組み合わせをするならブラックを合わせます。
ネイビー・ブラックは都会的で大人っぽい雰囲気を作れます。【発色の良いネイビーを選ぶと個性も出せる】
カジュアルに見せるなら、白やベージュなど明るい色を組み合わせます。
例えば、白とネイビーは夏のマリンスタイルに、ベージュを合わせると大人カジュアルな着こなしができます。
また、パステルカラー【白に近い淡い色】もネイビーと相性が良い色です。春夏の季節感を出せるので、明るく爽やかなイメージを作りたいときに使えます。
パステルグリーンやパステルピンクなど、ほとんどのパステルカラーはネイビーと相性が良いです。
ベージュブラウンのサンプル
優しい雰囲気を出せるのがベージュブラウンの強みなので、優しい大人の雰囲気を活かしたコーディネートがおすすめです。
例えば、ベージュブラウンの明度を落とせば、カジュアル感が薄れるため大人っぽい雰囲気を出せます。
さらに、ネイビーや黒といった落ち着いた色のベージュブラウン系は好相性で、知的な印象を演出できます。
薄い色のベージュブラウン【ベージュ】を合わせる場合、どこかに濃い色を入れると存在感が増し説得力のあるコーディネートを組めます。
例えば、左は靴を濃い色に、右はパンツと靴を濃い色にしています。
初心者は全身ベージュブラウンカラーでまとめると、もっさりしやすいので注意です。
ベージュブラウンカラーは、多くても2色までに抑えると、おじさんくさくなりすぎずコーディネートできます。
グレーカラーのサンプル
暗めのグレーと明るめのグレー、どちらも合わせ方のイメージを紹介します。
まず暗めのグレー【チャコール】は落ち着いたイメージですが、色の良い差し色でアクセントとつけると華やかさを出せます。
ブラウン×グレーはクラシックカラーと言って、上品な雰囲気を出せるので、ダンディな着こなしにおすすめです。
また、明るいネイビー系はカジュアルな雰囲気で、暗めのネイビーは都会的でクールな着こなしができます。
明るめのグレーはカジュアルな雰囲気なので、ラフに合わせるのがおすすめ。オフホワイトやブラウン、ネイビーなどと相性が良いです。
明るめのグレー×ベージュなど、明るい色で全体をまとめる場合、コーディネートのどこかに暗い色を入れると存在感が出て男性的な着こなしができます。
白色の注意点
白色は、色よりアイテムに注目してコーディネートを組みます。
例えば、白パンツが浮いて見えるのが苦手なら、ネイビーやベージュブラウンなど、黒よりも柔らかい色を合わせます。
黒よりもワントーン明るく白パンツが浮いて見えにくいので、色が馴染みやすいです。
また、白Tシャツを単体で着用する場合は、ゆったりサイズかポケット付きを選ぶと下着に見えないのでおすすめです。
黒い服のサンプルイメージ
黒は有彩色を引き立ててくれるので、ベージュやブラウン、ブルー系の色を合わせるとコーディネートが映えます。
例えば、黒セットアップのインナーにライトベージュを1点取り入れるだけで、カジュアル感を出せるなど。
【モノトーングラデーション】でも良いですが、遊び心を加えるなら有彩色は便利です。
どんな色でも合わせやすいので、コーディネートに
補足:その他のカラーパターン
【色の置き方】の小技を紹介します。
全身のカラーバランスが安定するので、コーディネートの違和感は抑えられます。
挟み込みでバランスを取る
挟み込みは、色を他の色でハンバーガーのように挟み込むテクニックです。
詳しくは、黒のアウターと靴で、ベージュのパンツを挟み込んでいます。
具体的なやり方は2パターンあります。
- アウター×シューズを同色にする
- トップス×シューズを同色にする
挟み込みにより、上下のカラーを一致させて安定感のあるカラーコーディネートを作れます。
スニーカーの色と合わせてコーディネートする方法
これは、カンタン。スニーカーの色を拾って、服の色と合わせます。
例えば【黒・白・ネイビー】カラーが入ったスニーカーから色を拾い、服の色とリンクさせてコーディネートをすると、全体がまとまりやすいです。
ただし、多色の派手すぎるスニーカーの場合、コーディネートしにくいので注意。
3色カラーのスニーカーは、コーディネートしやすいです。
イメージ操作するカラーパターン
【濃い色をどこに置くか】により、相手に与える印象を操作できます。
例えば、同じ色同士でも【左】暗い色を上に置くと【スポーティーで活動的なイメージ】、【右】暗い色を下に置くと【落ち着いた印象】になります。
なぜ右は落ちついて見える?
一説には、人間は暗い色に重量【重いなど】を感じます。地球の重力に従い黒を下に置くことで安定感を覚えるから、と言われています。
2つのカラーパターンは、デートシーン【あくまで一例ですが】でも使えます。
- アンバランス左:遊園地やキャンプなどのアクティブなシーンに合う
- バランス右:イタリアンレストランデートなど、落ち着いたお店で使える
初心者向け色合わせの基本まとめ
ここで解説しているのは、あくまで基本形の着こなし方です。
慣れてきたら、ここから、アレンジして自分流に着こなしましょう。
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