このページは、普段着用のセットアップに合う革靴の選び方を紹介しています。
セットアップを普段着で着る場合、革靴は以下のポイントに気をつけると、コーデに失敗しません。
(1)はビジネスマン風になるので要注意です。
最もおすすめはローファーです
無難に着こなすならローファーがおすすめ
結論!セットアップと最も相性が良いのはローファーです。元々ラフな革靴として作られたもので、スリッポンのように履けます。
遠目で見ると、下のような外観になりますが、ビジネスマン感はありません。
ここからは、スリッポン以外の革靴とセットアップの相性についても、まとめました。
カジュアルセットアップに合う革靴の選び方
セットアップに、冠婚葬祭・ビジネス用の革靴を使い回すと、営業マンや葬式の参列者のようになるので要注意。
そこで、革靴を選ぶときはデザインに注目します。
カジュアルセットアップは、以下の革靴と相性が良いです。
セットアップに似合う革靴
- ローファー(イチオシ)
- モンクシューズ
- ウイングチップ
- Uチップ
- サイドゴアシューズ
- オペラシューズ
逆に似合わない靴は「ストレートチップ」「内羽根」「ワークブーツ」です。
ストレートチップは不向き
ラフなセットアップコーデと最も相性が良くないのが、ストレートチップです。
ストレートチップは、つま先に一文字ラインがついた革靴、結婚式や葬式で使用する靴として定番なので、セットアップに合わせると冠婚葬祭な着こなしになってしまいます。
内羽根も合わない
↓内羽根は、画像左のように紐を通す部分が内側に入り込んでいるデザインの革靴です。
ヴィクトリア女王のアルバート公が履いた靴で、カッチリと真面目なイメージがあります。結婚式で使われることが多いので、カジュアルセットアップとは、微妙に相性が悪いです。
画像右は外羽根と言い、軍靴で使用されることから活動的なイメージがあり、普段着に合わせやすいです。
ワークブーツも合わない
ワークブーツは足にボリュームにより、キレイめ感が薄れてしまい、チグハグな見た目になるので合わせないほうが良いです。
ちなみに、ワークブーツがダメという意味で、ブーツ全般がダメというわけではないです。
革靴の素材はどれがおすすめ?
革靴の素材は「スエード」「レザー」「フェイクレザー」の3つから素材を選ぶことになります。
新たな素材として「ヴィーガンレザー」「エコレザー」なるものも登場しました。
それぞれ特徴が異なるため、詳しく解説しましょう。
本革レザーは光沢があり上品な印象
表面がつるつるした本革レザーは、普段着からデート用まで活躍する万能な素材です。
ちなみに上画像は「ガラスレザー」という特殊な加工を施したもので、普通の革よりも耐久力と美しさが向上しています。
傷もつきにくいので、雑に扱ってしまう人はガラスレザーがおすすめです。
スエード素材はズボラな人におすすめ
表面が毛羽立った状態のレザーで、スニーカーに近い感覚で履けます。
一般的な革よりも生地が柔らかく足に馴染みやすい、フィット感があります。
手入れが非常に楽で、汚れがついてもブラッシングとゴムを使って簡単に取り除けます。
ただし防水対策はする必要があります。
扱いが楽なフェイクレザー
プラスチックやビニールで作られた人工の革で、光沢はほぼありません。
雨に強いため、梅雨の季節や雨が降っているときに活用できます。
本革製品より耐久性は低く、3年位使っていると徐々に劣化します。
コスパはすごく良い、雨が気になる時期におすすめ
ポイント
鏡面仕上げをすると、本革っぽい光沢を出せるので、素材感が気になるなら革製品用のワックスを塗ってみよう
補足:ヴィーガンレザーとエコレザーとは?
フェイクレザーには「エコレザー」「ヴィーガンレザー」があり、どちらも通常のものとは使用されている素材が違います。
例えば、以下のような違いがあります。
ヴィーガンレザー
ヴィーガンレザーは「リサイクルポリエステル」や「植物の皮」「きのこの菌糸体」から作られたレザーのこと。
動物の皮は使用していない新世代のレザーとして昨今注目を浴びている。
見た目は普通の革製品とほぼ変わりませんが、ストレッチ性と弾力性があります。
「ヴィーガンレザー」はほとんど出回っておらず、登場したばかりの素材なので、性能面は未知数です。
セットアップと相性の良い革靴
普段着用のセットアップと相性が良いのは・・・。「ローファー」「モンクシューズ」「ウイングチップ」「Uチップ」「サイドゴアブーツ」「オペラシューズ」の6つです。
- ローファー
- モンクシューズ
- ウイングチップ
- Uチップ
- サイドゴア
- オペラシューズ
これらの革靴は派生デザインもあるため、それぞれの特徴と似合うカジュアルセットアップを詳しく解説します。
初心者におすすめなのがコインローファー
コインローファーは、最もシンプルなデザインで、ラフな服装と相性が良いです。
シンプルだから、どんなセットアップに合わせても、100%コーディネートに失敗しません。
ローファーには他にも種類がありますよ
タッセルローファー
タッセルローファーは、ローファーの甲の部分に飾りがついたシューズのこと、1905年頃、弁護士が好んで履いていたことから「弁護士の靴」とも呼ばれていました。
ローファー同様にカジュアルな見た目なので、カジュアルセットアップとも相性良し。
細身~ジャストサイズくらいのセットアップと合わせるのがおすすめです
ビットローファー
甲に金具がついているのがビットローファー、1953年にグッチが発表して以来、一般に浸透した革靴です。
エレガントな見た目で、好みが分かれるかもしれません。
ビットローファーは金具が大きすぎるものや、ピカピカ光っているものは安っぽく見えるため、大人が履く場合は、それなりの金額のものを手に入れた方がいいです。
デザイン面でクセがないコインローファーがおすすめです
ローファーの次におすすめ:モンクシューズ
モンクシューズは甲の部分にバックルが付いている革靴のことです。
アルプス地方の修道士が履いていた靴のため「モンク」という名前がつけられたことから、元々ビジネスで使うものではありません。
ちなみに、バックルが2つある「ダブルモンク」と、1つの「シングルモンク」があります。
ダブルの方がカジュアル感は強くなります
こちらがシングルモンク、ストラップが1つしか付いていないシューズです。
現在、ダブルストラップが主流であり、シングルはあまり見かけません。
どちらいいのかは好みによりますが、ダブルの方がジュアル感が強いです。
ちょっとクセがあるので好みが分かれます。
見た目重視のウイングチップシューズ
ウイングチップシューズは、トゥの部分に鳥の羽のようなデザインが施された革靴です。
パーフォレーション(穴)が付いており、かなりカジュアルな見た目で、セットアップとも相性が良いです。
Uチップシューズ
先端がUの字デザインの革靴。
「ノルウェージャン」「モカシン」「アルゴンキン」「エプロンフロント」「スプリットトゥ」とも呼ばれています。
イギリスでは、カントリーシューズとしても使われていた靴なので、ビジネス色がほとんどなく、カジュアルセットアップとも相性が良いです。
身長が盛れるサイドゴアブーツ
ドレスシューズ用のサイドゴアブーツなら、カジュアルセットアップにも問題なく似合います。
身長も盛れるし、足元もスタイリッシュな見た目になるため、低身長さんとも相性がバツグンです。
オペラシューズ
パンプスを男性向けに改良した靴で、16世紀にオペラ鑑賞や夜パーティー、フォーマル用に使われていました。
ローファーに似ていますが、トゥが細身なので、足が大きく見えずスッキリした着こなしができます。
工夫すれば履けるプレーントゥシューズ
プレーントゥは、フォーマルやビジネス以外に、ジーンズやチノパンにも使えますが、セットアップに合わせるとサラリーマン風になるのが難点です。
対策として、薄手のパーカーを着てフード部分を見せれば、全方位から見てもカジュアル感をのある着こなしができます。
セットアップ似合う革靴比較表
紹介した6つの革靴をまとめると、以下のようなおすすめ度になります。
革靴の種類 | おすすめ度 |
ローファー各種 | |
モンクシューズ | |
Uチップシューズ | |
サイドゴア | |
オペラシューズ | |
ウイングチップ | |
プレーントゥ |
合わせやすさ重視なら「ローファー」「オペラシューズ」おすすめです。
プレーントゥは使えないことはないですが、ビジネスマン風なファッションになるので、できるだけ避けたいところです。
身長を伸ばしてスタイル良く見せたいなら「サイドゴア」がおすすめです。
セットアップに似合う革靴まとめ
今回、セットアップに合う革靴を紹介しました。もう一度まとめると・・・。
- ローファー
- モンクシューズ
- ウイングチップ
- Uチップ
- サイドゴア
- オペラシューズ
この中の革靴なら、どれでも似合います。好みで選んでOKです。
革靴ならD2Cブランド:モラルコード
モラルコードはアメリカ・日本・インドで展開している【D2C】ブランド。
公式サイトのみの限定的な展開を行っており、グッドイヤーウェルト製法の革靴も2万円台で手に入る、コスパの良さが特徴です。
モラルコードについては、下記のページでレビューしたので、良かったら参考にしてみてください。